サラリーマンの夢!?「早期リタイア」について

定年前に退職し悠々自適な生活を送る「早期リタイア」を夢見るサラリーマンは多いのではないでしょうか?

そんな早期リタイアに必要不可欠なものはなんといってもお金です。働くことなく暮らしていけるだけのお金さえあれば早期リタイアは成立します。しかも、やり方次第では高所得者でなくとも早期リタイアは可能です。

 

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それほど給料の高くない方でも、「自分の給料では早期リタイアなんて無理だ…」と諦めるのは早いかもしれません。

今回は早期リタイアに関する基礎的知識、セミリタイアとの違い、実践する際に必要となるお金に関して説明していきます。あなたの人生設計のお役に立てれば幸いです。


早期リタイアの魅力は?

早期リタイアの魅力はなんといっても仕事のストレスから開放され、自由気ままな生活を実現できることです。

好きな時間に起きて、好きなことをし、好きな場所に行き、好きな人と過ごし、好きな時間に寝ることができます。毎日仕事で疲弊するサラリーマンにとっては夢のような生活ですよね。

若くして早期リタイアに成功すれば、体力も十分にありますのでやってみたかったことに思う存分チャレンジすることもできます。十分なお金の準備ができていれば不安も少ないでしょう。


早期リタイアに必要なお金は?

まず50歳から65歳までの支出総額はどの程度でしょうか??

妻、子2人の4人世帯を想定した場合、年500万円(月40万円強)でやりくりすると15年間で計7500万円が必要になります。これを65歳以降の老後資金とは別に確保しなければなりません。

65歳から90歳までの支出総額を仮に2500万円とすると(加齢とともに支出額が大幅に減ることを想定)、50歳の時点で少なくとも「1億円確保」というかなり高いハードルが設定されることになります

。50歳で引退した場合、支給される厚生年金額も普通の会社員より減少するので、65歳以降の準備資金にその分も上乗せする必要があり、実際は1億円超が必要となります。


50歳までに1億円を用立てするには、どうすればいいのか?

50歳で1億円に到達するためには、

・25歳から25年間、毎月10.5万円を積み立て
・なおかつ年8%の利回りで増やす

必要があります。これは非常に厳しい条件です。
20代のうちから毎月10万円以上を貯金にまわし、しかも年8%の利回りを維持しなければならないからです。


まとめ:目指す事が大切??

考えれば考えるほど、早期リタイアの現実性は低くなってきましたが...

早期リタイアという目標に向かっていた人は、そうでない人に比べて相当のハイペースで資産を形成できているはずです。

早期リタイアを目指して励んだ人のセカンドライフは段違いなはずです。50歳リタイアはできなくても、60歳リタイアなら、実現できる人も多いでしょう。65歳までの2500万円(年間支出約500万円×5年分)の資産と、65歳以降のために2500万円の計5000万円が準備できれば、「60歳引退」は十分に可能です。「夢の早期リタイア」を考えることは、きっと無駄にはならないことでしょう。